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シルク加工の下着 シルフィードSilk's Undergarment Sylphide.
敏感肌のために生まれたシルク加工の下着 シルフィード
株式会社アート
株式会社アートとは
「メードイン桐生」の下着で、世界展開を目指す!!
「肌にやさしい下着」を開発
株式会社アートは、創業(昭和57年5月)時から一貫して、オリジナリティあふれる商品の加工を手がけてきました。カーテンの染色、ストレッチレース、シワプレス加工など、付加価値が高く他社にまねできない加工方法を確立してきました。平成12年~15年には群馬県との共同研究により、絹たんぱく質を合成繊維に付着させる加工技術について特許を出願し、その後、取得、敏感肌・乾燥肌・アトピー性皮膚炎などで悩む方に「肌にやさしい下着」を開発しました。
株式会社アートの熱き社員
国内だけでなく、中国や米国でも販売を計画
「メードイン桐生」をテーマに、同じ桐生市内の靴下メーカー、丸登靴下工業と組んで製造している「シルク加工の下着 シルフィード」は丸登靴下工業が生地を手掛け、アートが染色とSF加工を施した下着です。「シルク加工の下着 シルフィード」の他にも、女性用の下着(ブラジャー、ショーツ、サニタリーショーツ)、そして介護用下着に加工を施し、国内だけでなく、中国や米国でも販売を計画しております。
「シルク加工の下着 シルフィード」の開発秘話
多くのモニター調査を行いました
販売にいたるまでは、下着と衣料品の両方のデザインができるデザイナーと協力して製品化し、多くのモニター調査を行いました。その間、衣料品店やデパートで研究に使う女性用の下着を買い集めました。製品化への情熱と開発の困難さを物語る"証拠"は今でも社内の倉庫に詰まっています。「シルク加工の下着 シルフィード」は、下着で急増している締め付け部分に起きる肌アレルギーの解消を目指して開発した、「肌にとっても優しい」下着です。ぜひ、シルク(絹)の特質による着心地、履き心地の良さを体験してみて下さい。
「肌にとっても優しい」下着
群馬県は日本一の蚕糸県!!
1,200年以上の歴史と伝統
群馬の蚕糸業は、文献に明記されているだけでも1,200年以上の歴史と伝統があります。蚕の卵(蚕種)の生産、蚕の餌となる桑の栽培、蚕の飼育、製糸、染色、絹織物製造…。「製糸や織物などの機械製造技術が、現在の群馬県の工業の礎になった」という見方があるほど、蚕糸業は幅広い産業にかかわりをもっています。現在もなお、群馬県は国産繭の44%、生糸は約30%を生産する日本一の蚕糸県で、新品種の開発など独自の取り組みも行っています。群馬県は、世界遺産登録を目指す「旧富岡製糸場」があることでもわかるとおり、シルク(絹)とのつながりの深い地域なのです。「旧富岡製糸場」についてはこちらをご覧下さい。
富岡製糸場と絹産業遺産群
株式会社アートの会社情報
株式会社アートの会社情報をご案内いたします。
社名 | 株式会社アート |
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代表取締役 | 伊藤久夫 |
住所 | 〒376-0011 群馬県桐生市相生町2-620 |
TEL | 0277-54-5178 |
FAX | 0277-53-4835 |
営業日 | 8:30~17:30/第2・4土曜・日曜休 |
hisao-i@sunfield.ne.jp | |
従業員数 | 15名 |
主要取引先 | 西村レース(株)、(株)プロモード、(株)コウヨウテックス、フジレース(株)、北村製布(株)、持田商工(株)、双葉レース(株)、小野莫大小工業(有) |
業務内容 | 繊維加工(ストレッチレース、シワプレス加工、絹たんぱく質を合成繊維に付着させる加工等)、女性用下着、スポーツ用インナーウエア、介護用下着の企画・生産・販売 |
株式会社アートの会社沿革
株式会社アートの会社沿革をご案内いたします。
年月 | 内容 |
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昭和57年3月 | 桐生市相生町に設立 |
昭和59年 | 鐘ヶ淵化学工業(株)(現 カネカ(株))のカネカロン加工に関する指定認定工場を得る。 |
昭和60年 | ラッセルレースにスパンデックスを編み入れた素材を開発 アウター用特殊仕上げでオンリーワン工場となる。 |
昭和61年 | 国産ロケットの内張りの加工を開始する 食品加工用ろ過布の加工を開始する |
平成元年 | 特殊皺加工機を開発(皺加工では国内でも有数)クラッシュ加工 |
平成11年 | 特殊皺(アートウェーブ)加工を開発。 |
平成12年~14年 | 群馬県繊維工業試験場と中小企業産学官連携促進事業 「天然繊維粉末及び溶液を用いた環境調和型仕上げ加工技術の開発」に参画。 繭毛羽から絹タンパク質を抽出し、その有効利用の研究を開始。 |
平成19年 | 地域産業資源活用事業に参画を開始する。 経済産業資源活用事業に参画を開始する。 シルクたんぱく質を含浸させた抗アレルギー商品をOEMで生産開始。(女性用下着、シルフィード、ソックス、子供用下着、美容室向けユニフォーム)同時に抗菌消臭加工も開始。 |
伊藤社長へのインタビュー
株式会社アートの伊藤社長へのインタビューをご紹介いたします。
Q1.創業されたのはいつですか?
A1.「昭和57年5月です」
Q2.事業の特長・特色は何ですか?
A2.「当社では群馬県(繊維工業試験場)との共同研究によって、MPC樹脂という体に害のない特殊な合成樹脂と絹タンパクをブレンドしたものを繊維に付着させる加工技術を開発し、特許の出願をしました。これにより合成繊維が苦手な敏感肌や乾燥肌の人にも、抵抗なく身につけることができる製品をつくれるようになりました。この加工は肌への刺激もほとんどなく、防汚効果・保湿効果に優れ、汗などによるムレも防ぐうえに紫外線をカットし、静電気も防ぎます。もちろん、一般の人にも夏は涼しく冬は温かな肌ざわりで快適に着用していただけます。現在は主に女性用の下着(ブラジャー、ショーツ、サニタリーショーツ)とスポーツ用のインナーウエア(スパッツ、タンクトップ)そして、介護用下着に加工を施し、企画・生産・販売をしています。」
Q3.思いついたきっかけは何ですか?
A3.「近年、敏感肌・乾燥肌・アトピー性皮膚炎など、皮膚に何らかのトラブルを抱えた人が増えています。このような人たちは合成繊維を着用すると、かゆみなどの不快な症状をおこすため、合成繊維製品の使用に対し抵抗感を持っています。肌に触れる部分が多い下着類については特にそうです。そこでそういった問題を解決できれば、消費者の皆さんにも喜ばれ、当社の製品にも付加価値がつき他社との差別化が図れると思い研究開発に取り組むようになりました」
Q4.お客様の反応・声は?
A4.「複数の女性にショーツ、サニタリーショーツのモニターをしていただきましたが、『着用していても違和感がなく、肌への刺激が少なかった』『かゆみが少なくなった』『着け心地がよかった』など、満足度の高い反応をいただいております」
Q5.社長のモットーは何ですか?
A5.「プロ意識を常に持つことを信条にしています。それが負担になってはいけませんが、何気ない日常の中に情報があふれているということを自覚することはとても大事です。また、儲け主義に走らず、常にお客様の声を聞きながら喜ばれる商品をつくり、そのうえで自分たちの会社や生活が安定し発展していくことが大切だと思っております。」
Q6.今後の展望をお聞かせください。
A6.「特許を取得した、この加工技術で機能性繊維の専門工場として安全で快適な商品づくりをしていきます。また、この技術を応用し化粧品(化粧水)の開発も考えています」
合成繊維アレルギーで困っている人には朗報!
乾燥肌・敏感肌で困っている人は意外に多い。とは聞きますが子供用の下着なんて見たことありません。あってもきっと高価で普段使うなんて無理。綿100%表示でしのいでいますが、よく見ないとアクリルが入っていたり、レース部分にポリエステルやポリウレタンが入っています。これだけでチクチクと、とってもかゆそう。この加工が1日も早くスタンダードになって、女性用だけでなく男性用も子供用もできてほしいものですね。
記者の目チェック!
株式会社アートの新聞掲載記事をご紹介
シルク加工の下着シルフィードの「独自技術で仕上げまで」が紹介される
自社製品展開も模索
「メードイン桐生目指す」
新技術を用い製品開発に力
創業当初から、染めから仕上げまでを一貫して行う。固有の染色や加工技術も数多く有し、それらを生かした自社製品の展開なども模索している。現社長の伊藤久夫さんが創業者。朝倉染布に23年間勤務した伊藤さんは主に技術畑を歩み、海外の企業の技術指導などにも携わった。
「仕事は本当に面白かった。(朝倉染布で)骨を埋めようと思っていたから、実は独立する気もなかった」という。それが倒産した染色会社に設備がそっくり残っていると、人づてに紹介されたことをきっかけに開業することになった。40歳のときだった。
以来、ときには機械を自作し、独自の加工技術を次々と編み出してきた。創業間もなくから手掛けているしわ加工は、現在も受注が増え続けている。洗っても取れないのが特徴で、自在なしわを表現することが可能だ。
従来は化合繊の生地だけの加工だったが、綿などの天然繊維にも行う方法を編み出し、昨秋から実用化した。特殊な樹脂を用いることで実現した。化合繊より難易度が高く、生地を傷めずに加工するには独特のノウハウが必要という。
ほかではむら染めなども得意とする。近年力を入れているのが、絹タンパクのセリシンとフィブロインを繊維に付着させることで、肌触りに付着させることで、肌触りの良さや殺菌性といったシルクの優れた性質を絹以外の生地に持たせる「SF加工」を活用した製品開発。
県繊維工業試験場との共同研究で生まれたこの加工法を用いたものづくりを行うため、社内に専門の事業部を設立。繊維業界の中小企業の脱下請けへの取り組みを支援する中小繊維製造事業者自立事業の初年度に採択され、マーケティングを兼ねて女性用下着の開発などに取り組んだ。
現在は伸縮性のある生地に加工を施し、スポーツ関連の市場開拓を模索。同じ桐生市内の靴下メーカー、丸登靴下工業と組んでドラッグストア向けに供給している「スリム効果のあるインナーウエア」は丸登靴下工業が生地を手掛け、アートが染色とSF加工を施した製品。売れ行きは好調という。
「今は自分から動かないといけない時代。さぼったらさぼった分がはね返ってくる。だから動き続けますよ」と伊藤社長。 将来的に目指すのはSPA(製造小売業)。「メードインジャパンのさらに先を行き、メードイン桐生を目指したい。それができれば最高。新しいものに取り組みながら、ホームランではなくヒットを積み重ねていきたい」と語っている。
プロフィル:
1982年(昭和57年)5月に株式会社として現在地で創業。従業員数は15人。うち9人が女性。所在地は桐生市相生町二丁目620。